目の下のクマが妊娠中や産後にできやすくなる理由

「目の下にクマができた」「目の下のクマが濃くなった」と妊娠中産後に目元のクマに悩んでいる女性も少なくありません。目の下のクマには「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類ありますが、妊娠中には「青クマ」と「茶クマ」、産後には「青クマ」ができやすくなると言われています。

老けた印象や疲れた印象を与えてしまう目元のクマ。原因をまとめてみました。

妊娠中に「青クマ」ができやすくなる理由

青クマの原因は血行不良によるもので、血行不良がおきると血の色が黒赤色に変化してしまうため、それが目元の薄い皮膚を通してみえることにより青クマとなって現れます。

妊娠中に体が血行不良をおこすのにはいくつか原因があります。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中はホルモンバランスが乱れやすい時期です。

女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、分泌のコントロールをしているのは脳の視床下部です。視床下部は同時に自律神経もコントロールしているので、ホルモンバランスが乱れると影響されて自律神経のバランスも乱れてしまいます。自律神経は体温を調節する役割があるので、自律神経の乱れは血行不良を引き起こし、青クマを作る原因になります。

妊婦さんに多い「鉄欠乏性貧血」

妊娠中はお腹の赤ちゃんに鉄分を取られてしまうため妊婦の3~4割は鉄欠乏性貧血という貧血になりやすいと言われています。

鉄欠乏性貧血は、鉄分が少なくなると赤血球の中のヘモグロビンが減少してしまい、体の各組織が酸欠状態になってしまうことです。鉄欠乏性貧血になると、血行不良やめまい、息切れや耳鳴り、顔色が悪いなどの症状が出るようになります。

運動不足

人間の体は筋肉を動かす熱によって体温が保たれているため、運動不足になることで筋肉量も低下し、体が冷えやすくなって血行不良をおこします。

妊娠中は段々とお腹が大きくなるのでなかなか動くのが億劫になりがちですが、医者から運動を禁止されていない場合は、ウォーキングやマタニティヨガなど軽い運動をして運動不足を解消しましょう。

子宮が血管を圧迫

妊娠中期以降になると、赤ちゃんはどんどん大きくなり、赤ちゃんの成長に合わせて子宮も大きくなっていきます。子宮が大きくなることで血管が圧迫され、血行不良を引き起こします。

妊娠中に「茶クマ」ができやすくなる理由

茶クマは色素沈着というシミの一種で、メラニン色素が皮膚に残ってしまっている状態です。

妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増加しますが、この2つのホルモンがメラノサイトというメラニン色素を生成する細胞を刺激してしまい、メラニン色素が増加し色素沈着をおこしやすくしてしまいます。そのため、妊娠中は色素沈着の茶クマに悩む人もでてくるのです。また、茶クマだけではなく顔のシミやくすみ、乳首や脇の下の黒ずみなどが出てくるようになります。

出産後はエストロゲンとプロゲステロンも減少してしまうので、色素沈着もだんだん元に戻ると言われています。

産後に「青クマ」ができやすくなる理由

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中と同様に、出産後もホルモンバランスが大きく乱れる時期です。妊娠中の青クマの原因にも既に書きましたが、ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れを生み、血行不良を引き起こします。

また、ホルモンバランスの乱れは産後のイライラなどのストレスを助長すると言われていますが、慣れない育児によるストレスや授乳による寝不足も、ホルモンバランスを乱す原因になります。

産後の貧血

貧血になると体の各組織が酸欠状態となり、血行不良を引き起こすので青クマを作る原因になります。

妊娠中に貧血と診断された方は出産後もそのまま貧血になる可能性が高いですが、出産するときに出血量が多かったり、産後の悪露(おろ)が多い方は貧血になってしまうことがあります。

また、母乳の原料はお母さんの血液なので、母乳育児をしている方は鉄分が不足して貧血になることもあります。

妊娠中と産後のクマのまとめ

妊娠中や産後は血行不良や色素沈着が起こりやすいので、目の下に青クマや茶クマができてしまうのは仕方がないかもしれません。

目の青クマは目元を温めてあげると血行が促進されて解消しますが、貧血や血行不良はママの体だけではなく赤ちゃんにも影響を与えてしまいますので、予防できるものは予防する事を心がけましょう。

また、妊娠中や産後は肌のくすみやシミ、乾燥肌など肌トラブルが出てくるようになりますが、実は目元のクマも肌トラブルも原因は同じです。

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